プレートリバーブ系プラグイン比較

SoundtoysからLittle Plateの無料配布があったので、早速入手し、手持ちのそれ系のプラグインと比較してみました。Littel Plateは、プレートリバーブの名機EMT-140にインスパイアされたプラグインです。

EMT-140とは、1957年にドイツのEMT社が開発したプレートリバーブと呼ばれる残響装置です。プレートリバーブとは、金属板を振動させて音源に自然な残響を付加する機械です。EMT-140は、その大きさや重さ、メンテナンスの手間などの理由で現在ではあまり見かけませんが、その音質は非常に高く評価されており、多くのレコーディングスタジオやアーティストに愛用されてきました。
EMT-140の特徴は、滑らかで深みのあるリバーブであり、残響時間や周波数特性を調整することができます。EMT-140のサウンドは、現在でも様々なプラグインで再現されており、クラシカルなリバーブを求める方におすすめです。

今回比較にエントリーするのは以下のプラグインたち。

Soundtoys Little Plate

今回入手したプラグイン。Lowカットができるのでこもってしまいがちなロングリバーブもこれで強めにかけられますね。

ARTURIA Rev PLATE-140

パネルのかっこよさは一番ですね。真空管アンプをシミュレートしていて、Driveつまみで歪みを付加できます。

Studio One 付属 Open AIR

Studio OneにはIR(インパルスレスポンス)形式のリバーブが付属しています。IRとは、実際の残響を録音して再現する形式です。実はEMT-140の波形も追加購入できるのですが、今回は最初から入っているプレートの波形を選択しました。

ドラム&ベース&ヴァイオリンにかける

まずは素の音(エフェクトがかかっていない状態)

【使用音源】Drum:BFD Player Bass:Presence  Violin:Presence

各プラグインをFXに適用して、適当な量をセンドします。出る音量が違うので同じくらいにレベルを合わせています。

01 Soundtoys Little Plate

02 ARTURIA Rev PLATE-140

03 Open AIR

比較してみて

NNGKはプレートリバーブはあまり使用しないのですが、音にビンテージな感じを出したり、リッチさが足りないときに隠し味に使うと良さそうですね。
プラグインは、モデルの名前やメーカーだけで選ぶのではなく、自分の表現したいことに合ったプラグインを選択できるようにしたいですね。

この記事を書いた人 Wrote this article

kbaebogu8888

TOP