作曲するのに音楽理論は必要か

必要ないという意見

  • 理論を勉強すると理論に縛られて自由度がなくなる。
  • プロでも理論がわからない、楽譜が読めない人間はいる。

「理論を勉強すると理論に縛られて自由度がなくなる。」への反論:
理論を勉強すると理論上の制限というものはほぼないことに気づき、自由度が増す。

「プロでも理論がわからない、楽譜が読めない人間はいる。」への反論:
わからないと言っている人たちがどのくらいわかっていないのか不明。謙遜している可能性もある。本当に一切わからないとしてもプロ全体からしたらごくわずかな極端な例の可能性がある。

必要だという意見

  • 理論がわからないと他のミュージシャンと意思疎通ができない。
  • 感覚だけで作ろうとすると知っているものを参考にしたものしか作れないのでワンパターンになりがち。

「理論がわからないと他のミュージシャンと意思疎通ができない。」への反論:
耳が良ければほぼ演奏に関しては経験だけで通用する。説明できなくても録音で聞かせれば良い。

「感覚だけで作ろうとすると知っているものを参考にしたものしか作れないのでワンパターンになりがち。」への反論:
特に著名なミュージシャンの多くは感覚、自分の耳を信じて曲を作っている。彼らの曲はワンパターンだろうか。

結論:自分が好きなことならどんなことでも知りたいと思うのでは

理論を学ぶことを避ける理由が、ある種の面倒くささだとしたら、それほど音楽に興味が無いのではないか。音楽教育を受けたことがないプロミュージシャンは確かに一定数存在する。だが彼らは周りの誰よりもよく音楽を聴き、誰よりも楽器を練習し、非常に多くのセッション経験があるはずだ。すでに身についているのだから、理論として他人から教えてもらう必要はない。
彼らと同等の興味を音楽に注げているとしたら、自然に音楽理論についても知りたいと思うだろう。

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