Unversal AudioからLA-2A Tube Compressorの無料配布があったので、早速入手し、手持ちのそれ系のプラグインと比較してみました。
LA-2Aは、1960年代にTeletronix社から発売された、光学式コンプレッサーです。コンプレッサーとは、音の大きさを調整するエフェクトの一種で、音楽制作や音声処理によく使われます。LA-2Aは、光セルと呼ばれる部品を使って、音の大きさに応じてゲイン(増幅度)を変化させる仕組みになっています。このため、スムーズでナチュラルなコンプレッションが得られます。
LA-2Aは、特にボーカルやギターなどの音声処理において人気があります。また、ハーモニック・ディストーション(高調波の歪み)を増やすことなく、瞬間的なゲインリダクション(音量の低下)を可能にする独自のチューブドライブ・オプティカルアッテネーターシステムを採用しています。これにより、他のコンプレッサーとは異なる暖かみのあるサウンドが特徴です。
今回比較にエントリーするのは以下のプラグインたち。



ドラム&ベース&ヴォーカルにかける
まずは素の音(エフェクトがかかっていない状態)
【使用音源】Drum:BFD Player Bass:MODO Bass2 Vocal:Synthesizer V 小春六花AI
各プラグインを適用して、GainとPeak Reductionが曲中に変化するようにオートメーションをかけています。完全に同じようにかけるのは難しいので公平じゃないかもしれませんが、歪み方の参考にしてください。

01 T-Racks5 WHITE 2A
02 Universal Audio LA-2A Tube Compressor
03 Fat Channel Tube COMP
01から03まで通し
比較してみて
人気のモデルなので、色々なメーカーからLA-2Aモデリングのプラグインは出ていますが、比べてみるとそれぞれ違いがあり、とくに歪み方の違いは顕著ですね。
モデルの名前やメーカーだけで選ぶのではなく、自分の表現したいことに合ったプラグインを選択できるようにしたいですね。