DAWとは、パソコンやタブレット、スマートフォンなどを使って音楽制作をするためのソフトウェアです。DAWにはさまざまな種類がありますが、初心者にも使いやすくて機能的なものを選ぶことが大切です。そこで、この記事では、初心者におすすめのDAWベスト3を紹介します。それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説しますので、自分に合ったDAWを見つけてみてください。
1位:Cubase
Cubaseは、ドイツのSteinberg社が開発したDAWです。1989年に発売されて以来、世界中のプロやアマチュアの音楽制作者に愛用されています。現在は日本のYAMAHAの傘下となっているため、サポートも充実しています。
Cubaseは、以下のような特徴があります。
- 高品質な音源やエフェクトが豊富に付属している。
- MIDI機能やオーディオ編集機能が充実している。
- ユーザーインターフェイスが直感的で操作しやすい。
- サポートやチュートリアルが充実している。
Cubaseのメリットは、どんなジャンルやスタイルの音楽も作れる柔軟性と高性能さです。生音から電子音まで、幅広い音楽表現が可能です。また、初心者でも分かりやすい操作性と学習性が高いです。
また、オーディオインターフェースに付属する無料グレードでもプラグインが追加できることが大きな魅力です。
Cubaseのデメリットは、価格が高いことと、proグレードでは高機能過ぎて初心者には不要な機能が多くなっていることです。
2位:Ableton Live
Ableton Liveは、ドイツのAbleton社が開発したDAWです。2001年に発売されて以来、電子音楽やライブパフォーマンスに特化したDAWとして人気を集めています。Ableton Liveは、以下のような特徴があります。
- クリップベースの非線形な作曲方法が可能。
- ループやサンプルを自在に組み合わせて音楽を作れる。
- ハードウェアやMIDIコントローラーと連携しやすい。
- 独自のエフェクトや音源が多彩で個性的。
Ableton Liveのメリットは、創造性や表現力を高めることができることです。従来のDAWとは異なる作曲方法で、自由度の高い音楽制作が楽しめます。また、ライブパフォーマンスにも最適で、即興的に音楽を演奏できます。
Ableton Liveのデメリットは、クリップと呼ばれる曲をパーツを組み合わせて作るタイプのDAWのため、他のDAWに慣れている人には使いづらく感じるかもしれません。
3位:Cakewalk by BandLab
Cakewalk by BandLabは、シンガポールのBandLab Technologies社が開発したDAWです。その前身は1987年に発売されたCakewalk SONARという歴史あるDAWです。Cakewalk by BandLabは、以下のような特徴があります。
- 完全無料で使える。
- 高品質な音源やエフェクトが豊富に付属している。
- MIDI機能やオーディオ編集機能が充実している。
- BandLabというオンラインプラットフォームと連携できる。
Cakewalk by BandLabのメリットは、無料でありながら高機能であることです。元々有料だったSONARの機能や音源をほぼそのまま引き継いでいるため、他の無料DAWと比べても圧倒的なクオリティを誇ります。また、BandLabという音楽制作や共有ができるオンラインプラットフォームと連携することで、さらに音楽制作の幅が広がります。
Cakewalk by BandLabのデメリットは、操作性や学習性が低いことと、パソコンのスペックが高くないと動作が重くなることです。Cakewalk by BandLabは多くの機能や音源を持っているため、初心者には使いこなすのが難しいかもしれません。また、パソコンに負荷がかかりやすいため、快適に使うには高スペックなパソコンが必要です。
以上が初心者におすすめのDAWベスト3です。それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較して、自分に合ったDAWを選んでみてください。