DAWを立ち上げると他のブラウザーで動画をみたり、音楽プレイヤーで再生ができなくなるという現象があります。
参考の動画や音源を再生しながらDAWで作業したいのに、不便に感じる人も多いでしょう。
原因は?
Windowsでは、ある条件の中では、音声デバイス1つにつき音声を使用出来るアプリが1つとなっています。
例えばYouTube再生中に、新たにDAWを立ち上げると競合が起こり、YouTubeが再生できなくなります。
回避する方法
この現象を回避するには、以下の方法があります。
- 仮想ミキサーのアプリを使用する
- Windowsのサウンドの設定を変更する
ここでは、下のWindowsの設定について解説します。
仮想ミキサーについては、VoiceMeeterが有名ですので、そちらの解説をご覧ください。
Windowsのサウンドの設定を変更する
Windowの右下のほうにあるアイコンから、サウンドのアイコンを右クリックします。
サウンドの設定を開くをクリックします。
使用しているデバイスの名前を確認してから、サウンド コントロール パネルをクリックします。
使用しているデバイスをクリックし、プロパティをクリックします。
既定の形式から16ビット、44100 Hz (CDの音質)を選択します。
排他モードのアプリケーションによりこのデバイスを排他的に制御できるようにするのチェックを外して、適用をクリックします。
以上で設定は終了です。
設定を変更して困ることは?
この設定を行うと、デバイスでは16ビットで再生されるため、DAW上で24ビット以上で作業していても、本来の音質での再生ができません。
他のアプリを使用する場合のみ、この設定をし、ミキシングやマスタリングなど、曲をじっくり聴く必要がある場合は、DAWのプロジェクト設定に合わせて24ビットなどに戻しましょう。